目次
1月30日(金)の夜、ランが突然、
体調が悪くなり、病院に行った結果、
感染性胃腸炎ということでした。
感染性胃腸炎の症状や予防方法をまとめました。
感染性胃腸炎とは?
感染性胃腸炎とは、細菌やウイルスなどを原因とする胃腸炎のことで、
消化器症状を引き起こします。
日本では、冬はウイルスによる胃腸炎が多く、冬の前半はノロウイルス、
冬の後半から春にかけては、ロタウイルスが流行するそうです。
夏は、O-157などの細菌性の胃腸炎が流行しやすくなります。
食品や飲料水を媒介とする感染を食中毒と言います。
食中毒について詳しくは、
に書いています。
一般的に、ウイルス性より細菌性の方が症状が重篤です。
ウイルスは、特に子供がかかることが多いので注意が必要です。
ランは、夜、寒気がすると言い始め、
布団に入っているのに、ガタガタ震えていました。
湯たんぽをしたり、多めに服を着せたり、
とにかく暖かくなるようにしました。
これは熱が上がるな、と思っていましたが、
最初37度台の熱が、1時間後くらいには、
39.6℃になりました。
その後、トイレに行くというので、着いていったら、
嘔吐しはじめました。
その後も、高熱で一晩中看病が必要でした。
翌日、病院でインフルエンザの検査をしましたが、陰性で
「感染性の胃腸炎でしょう」
と言われたのでした。
感染性胃腸炎の症状は?
感染性胃腸炎の症状は、嘔吐・下痢・発熱・胸焼け・むかつきなどが
主な症状です。
生後6か月から2歳前後でよく見られる
ロタウイルスによる胃腸炎は、
嘔吐や白っぽい下痢が続き、他の胃腸炎よりも
回復までに時間がかかります。
通常の胃腸炎では、発熱や嘔吐が1~2日ほど続き、
下痢がおさまるまで、1週間から10日ほどかかります。
感染性胃腸炎の治療方法は?
感染性胃腸炎の治療方法ですが、
ウイルスに効く薬などはなく、
基本的に対症療法となります。
感染性胃腸炎を早く治すポイント
- 水分を摂る。(スポーツドリンクは避ける。)
- 下痢止めや吐き止めは飲まない。
- 食事は消化の良いものにする。
嘔吐や下痢で体内の水分が失われますので、
脱水症状にならないように、OS-1(オーエスワン)などで、
こまめに水分補給をする必要があります。
スポーツドリンクは、浸透圧が高すぎたり、
Na濃度が低すぎたりするため、
胃腸炎の治療には向きません。
経口補水液のソリタT2顆粒、OS-1、アクアライトORSで
水分補給をしましょう。
上記3つの商品は、価格が安い順ですが、
不味い順でもあります。
うちでは、OS-1を常備しています。
液体より、ゼリー状のOS-1の方が美味しい気がします。
経口補水液は、自宅で簡単に作ることもできます。
経口補水液のレシピ
砂糖 : 40g
塩 : 5g
100%果汁ジュース : 150~200ml
+ 水
= 合計1リットルになるように。
病院で、胃の調子が悪い時は、オレンジジュースは
飲んだらダメ、と言われたことがあるので、
100%果汁ジュースはリンゴがいいかもしれませんね。
乳児の場合は、母乳やミルクを欲しがるだけ
与えましょう。
下痢止めなどを飲むと、細菌やウイルスなどが
体内から出て行かないことになり、
逆に治癒まで時間がかかってしまいますので、飲まないようにしましょう。
私が子供から胃腸炎が移ってしまった時、
1度下痢止めを飲んでしまい、
逆にとても辛い思いをしましたので、
気を付けてください。(>w<)
食事は、いつも通りの食事はしないようにし、
おかゆやうどんなど柔らかく、消化の良いものにします。
豆腐やお麩など、離乳食に使えるような食材が基本です。
くず湯は、水分とエネルギー補給が同時にできるので
おススメです。
食欲がない時は、無理に食べさせる必要はないようです。
下痢や嘔吐症状がある場合の避けたほうがいい食べ物は、
酸味のある飲料やヨーグルト、柑橘類です。
乳幼児や高齢者がいる家庭の場合、
くず湯やお麩、OS-1などをいざという時のために
常備しておくといいですね。
大塚製薬 オーエスワンゼリー200g×30本入 □ OS-1ゼリー
感染性胃腸炎の予防方法は?
基本的な予防方法は、手洗いとうがいです。
胃腸炎の原因となるウイルスや細菌を口に入れないように
帰宅後や食事前に石けんで十分手を洗いましょう。
特に夏場や、乳児・お年寄り用の食事は十分加熱してから食べましょう。
ロタウイルスやノロウイルスなどは感染力が強いため、
看病をしている人に、二次感染しないように気を付ける必要があります。
ウイルスは、石けんや消毒用アルコールにも強いため、
塩素系漂白剤(ハイターやブリーチなど)で消毒しなければ、
ウイルスは死滅しません。
また、ウイルスは、乾いた場所では、10日ほども生きています。
便や嘔吐物には、大量のウイルスが含まれているので、
処理には細心の注意が必要です。
汚物の処理方法:
①便や嘔吐物を処理するときは、できるだけ使い捨ての手袋とマスクを着用しましょう。
②便や嘔吐物はペーパータオルなどで取り除き、ビニール袋に入れます。
③残った便や嘔吐物の上にペーパータオルをかぶせ、その上から50倍から100倍(※)に薄めた市販の塩素系漂白剤を十分浸るように注ぎ、汚染場所を広げないようにペーパータオルでよく拭きとります。
④ウイルスは乾燥すると空気中に漂い、これが口に入って感染することがあるので、便や嘔吐物を乾燥させないことが重要です。嘔吐物やおむつはできるだけ早く処理するようにします。
引用元:http://www.takada-kodomo.com/
吐しゃ物や便が布団などのリネンなどに付いた場合、
汚物中のウイルスが飛び散らないように、
洗剤を入れた水の中で静かにもみ洗いします。
その後、85℃以上の熱湯に1分以上漬け置きます。
熱湯が難しい場合は、洗濯機で洗う際、衣類用の漂白剤を入れて洗います。
洗濯できない布団などは、よく乾燥させ、スチームアイロンや布団乾燥機を使用すると
効果的です。
入浴は、下痢をしている方は最後に入るようにしましょう。
ノロウイルスなど、回復後も1週間から1か月ほども
ウイルスを排出し続けることがありますので、
気を付けましょう。
私的には、インフルエンザより、感染性胃腸炎になった時の方が辛かったので、
本当に注意した方がいいと思っています。
子供は意外にケロッと治ったりしますが、
子供から感染すると菌が強いのか、
回復までは、結構、私の方が長引いたりしました。
↓のようなウイルスなど除菌効果のある消臭剤もあるので、
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