アメリカには自力で自分の歯並びの歯科矯正をした人がいます。
スゴイですね!
しかも費用もかなり安く抑えられたとか。
かなり気になるケースです。
どのような方法で自分で歯並びの矯正ができたのか、
自力の歯科矯正によるトラブルの可能性などを
まとめました。
自力で歯並びを歯科矯正!方法は?
アメリカでデジタルデザインを学ぶ大学生のアモス・ダドリーさんは、
自分で歯並びの矯正をしました。
BEFORE
出典:youtube
AFTER
出典:youtube
大学にあった家庭用の3Dプリンターで
透明の矯正マウスピースを作ったのだそうです。
3Dプリンターで作った歯型にプラスチックをかぶせ、
理想の歯型になるように12段階のマウスピースを
作成したのだとか。
出典:youtube
出典:youtube
出典:youtube
それによって、アメリカでは約90万円ほどかかる矯正用が
約7,000円で済んだのだそうです。
数ヶ月かけて理想の歯型になるようにマウスピースを複数個
作ったようですが、それを作れる技術がまずスゴイですよね。
3Dプリンターがあったとしても、なかなかマウスピースを作れそうにありません。。
矯正が終わった彼の笑顔が眩しいです。
出典:youtube
自力で歯科矯正はできる?トラブルは?
自作のマウスピースで歯科矯正を見事成功させた
アモス・ダドリーさんですが、実は彼は元々矯正をしていたようです。
大部分の歯の矯正は終えた状態で、少しの歯の矯正に
自作のマウスピースを使ったようです。
たしかにbeforeの写真で、1本の歯以外はほぼ綺麗に揃っていますね。
そもそも歯科矯正にはやはりかなりの知識が必要なようで、
自分で矯正する、というのはかなり難しいみたいです。
歯科矯正は歯周靭帯に適度な力を加えるのですが、
この力が強すぎると歯を失うことになりかねません。
また、あまり早すぎるペースで矯正をすると、
歯根がダメになり、歯が抜けてしまう恐れもあります。
やはり素人が自力で歯科矯正をするというのは、
なかなかハードルが高そうです。
アモス・ダドリーさんの場合、デザインの知識はあると思いますが、
歯科矯正の知識というとどうなんでしょう。
マウスピースの作成にあたり、ある程度勉強はしたのかもしれませんが、
綺麗に治ったのは、とてもラッキーなことだったかもしれません。
知人にも型を作って欲しいと言われているようですが、
やはり責任が持てないということから断っているようですし。
ただ、3Dプリンターを活用することで、
こんなに安価に歯科矯正をすることができる、
という指針を示してくれたのはとても画期的ですね。
日本の歯医者さんでももっと安価に矯正ができるような
工夫をしてもらえれば、もっと皆、綺麗な歯並びにできるのにな〜、
と思ってしまいます。
こういう例があるのですから、できなくはないと思うのですが、
歯科矯正業界の仕組み自体を動かすのはなかなか難しいのかもしれませんね。