目次
インフルエンザや感染性胃腸炎など、
冬になると感染症が流行してきます。
一人感染してしまうと家族にも感染をしやすいですが、
インフルエンザや感染性胃腸炎などの
家族間での感染を防ぐにはどうすればいいでしょうか?
インフルエンザや感染性胃腸炎の家族間感染を防ぐには?
インフルエンザや感染性胃腸炎など、
冬になると流行る病気がありますね。
一人が感染してしまうとどうしても家族間で感染しやすくなります。
家族間や兄弟間の感染を防ぐにはどうすればいいでしょうか?
インフルエンザは飛沫感染です。
咳は、1〜2mしか届きませんので
同じ家や部屋にいる場合は、少しでも遠ざけてあげるほうがいいですね。
小さい兄弟だとなかなか難しいですが、
ちょっとしたことに気をつけるだけで
感染の確率を下げることができるかもしれません。
子供がウイルスが付いたところを触り、
指についたウイルスを舐めて感染ということもあります。
アルコールスプレーやジェルをつけてあげることも効果的ですが、
手全体に十分な量をすり込む必要があります。
量が足りないと効果がないからです。
大人はうがいをして喉を潤わせたり、
菌を出したり、ということができますが、
子供など小さいとうがいが上手くできませんね。
ランもガラガラうがいがなかなかできず、教えるのもどうやったらできるようになるのかな?と
苦労した覚えがあります。
が、日本以外の国では、ガラガラうがいはあまりしないそうです。
大人はうがいによって喉に付着したウイルスが減るという効果が
確認されているそうですが、
小さいとうがいができないし、できたとしてもその効果はわからない状態です。
口や喉が乾くと良くないので、水を飲むだけでもいいです。
ウイルスを飲み込めんでしまえば胃液で処理されます。
胃液は異物から体を守る役割があるのです。
感染性胃腸炎のウイルスは胃液で死にません。
感染性胃腸炎は、接触性感染です。
子供の吐瀉物の処理時、手袋をして完璧に処理しても、
どうしても感染してしまうことがあります。
感染力が強く、少し飛び散った菌に触るだけでも感染してしまうからです。
ウイルスを死滅させるには、塩素系漂白剤が有効です。
感染性胃腸炎の症状や予防法については、
にも書いています。
塩素系漂白剤の使い方
嘔吐物はキッチンペーパーで覆い、消毒液をたっぷりスプレーでかけます。
水1.5リットルに25mlの塩素系漂白剤を入れます。
(ペットボトルのキャップ5杯分)
机や床などを拭く時は、上記より薄めの消毒液を使います。
水1.5リットルに5mlの塩素系漂白剤を入れます。
(ペットボトルのキャップ1杯分)
マットや布団にウイルスが付いた場合、
天日干しでは不十分です。
その場合、85度以上の熱湯に1分以上の消毒で死滅できます。
熱湯を使って洗うなどが必要です。
スチームアイロンでも大丈夫です。
吐瀉物が付いた状態で、そのまま洗濯機で他の洗濯物と洗うと
ウイルスが他の洗濯物にもついてしまうのでダメです。
事前にそれだけを熱湯処理か漂白剤に付けるなどの処理が必要です。
素手で吐瀉物などを触った時の手を洗い方
手首まで、石鹸などをよく塗り込み、
指の間、爪にも泡を入れて洗います。
流水の中で同じように流します。
30秒から1分石鹸で洗い、同じくらいの時間をかけて
水で流します。
胃腸炎の菌は石鹸で死滅しません。
石鹸でウイルスを浮き上がらせて洗い流すということになります。
感染症の予防法
ちゃんと寝て食べて体を動かし、基礎体力を維持することが重要です。
が、インフルエンザや感染性胃腸炎などは
気をつけていてもどうしてもかかってしまうものです。
その場合は、適切な対応をし、無理をしないでちゃんと治すことが必要です。
感染のメカニズム
飛沫感染は、ウイルスが鼻や口から入り軌道に付着し、
体内で増殖すると鼻水、頭痛、発熱が発症します。
本来、のどなどの粘液がウイルスやほこりなどの異物を捉え排出しますが、
乾燥で粘液が少なくなると防御機能が弱くなり、
ウイルスが体に入り込んでしまいます。
部屋の空気が乾燥したり、口呼吸をしていると危険が増します。
加湿器を使って部屋の湿度を50〜60%に保ったり、
寝る時にマスクをして喉の保湿をするのもいいです。
こまめに水を飲んでウイルスを付着させないことが予防につながります。
冬でも薄着で過ごすことで免疫力が高まる?
薄着で体温調整するのは、自律神経が発達し抵抗力を高めると言われていますが、
乳児期は体温調節機能が未熟なので薄着は避けたほうがいいです。
2,3歳頃からは多少薄着でも大丈夫です。
あまり風邪をひかない子は免疫がつかない?
風邪をひかなくても、ちゃんと免疫はつきます。
普通の生活をしていれば、発病しないからといっても
感染していることがあり、その時に抗体が作られています。
マスクではインフルエンザは防げない?
マスクは、いろんな種類があり種類や、マスクの仕方にもよります。
隙間があるとあまり効果がありません。
ウイルスはマスクを通り抜けると言われますが、
マスクに当たれば防げるので効果はあります。
ただ、一日中つけっぱなしとか、付けたり外したりしていると
マスクについたウイルスに手が触れるので感染する可能性が高まります。
マスクはこまめに取り替えた方がいいです。
私もインフルエンザも感染性胃腸炎も子供から感染したことがあります。
今思えば、感染予防が甘かったと思います。
その後は気をつけており、幸いなことに
子供も私も最近、感染していませんが、
冬になるとビクビクしてしまいます。
インフルエンザもインフルエンザ脳症とかなってしまうと
本当に怖いので、感染予防を頭に入れて、
感染自体しないようにしなければ、と思っています。
インフルエンザ脳症についても知っておくといいかもしれませんね。