花粉

子供を花粉症から守る7つの予防法!治療法や花粉対策グッズは?

近年、子供の花粉症が増えているそうです。

しかも低年齢化しているとか。

私の周りでも花粉症の子の話をちょくちょく聞きます。

 

子供が花粉症で辛そうにしている姿を見ると

やはりどうにかならないものか、と思いますよね。

 

子供の花粉症の予防法や治療法・対策グッズなどについて

まとめました。

 

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子供の花粉症はアトピーの3倍!

先月末、関東と九州の6都県が花粉シーズンに入りました。

花粉症の人にとっては辛い季節になりますね。

花粉症はなんとなく大人の病気のイメージですが、

現在は、子供の花粉症というのも増えているそうです。

 

ロート製薬が実施したアンケートで、

子供の花粉症を親が実感している人数は、32.7%で、

実に3人に一人が花粉症、ということです。

(「花粉症」と「通年アレルギー性鼻炎」の両方という方も含む)

アトピー性皮膚炎は、9.9%なので、なんと子供の花粉症は

アトピー性皮膚炎の3倍以上です。

 

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花粉症はなぜ発症するのかそのメカニズムは?

花粉症は、スギやヒノキなどの花粉が原因であることは

広く知られていますね。

花粉症の時期になるとよくテレビでスギやヒノキの花粉が

飛散する映像が流れますが、それを見るだけで

鼻がムズムズする、という方も多いのではないでしょうか。

 

人間の体は、スギやヒノキなどの花粉が体内に入ってくると

異物(抗原)として認識し、対抗する物質(抗体)を作って

体を守ろうとします。

この反応が正常に機能することを「免疫」と言います。

 

花粉症の場合、花粉(抗原)に対して『IgE抗体』という抗体で対抗します。

この『IgE抗体』はすべての人に作られるわけではなく、

生まれつき作られやすい体質が決まっていて、

これが「アレルギー体質」と言われています。

 

『IgE抗体』は花粉との接触を繰り返すたびに

体内に溜まっていきます。

この蓄積が一定の水準に達した状態で、

再び花粉に接すると、抗原と『IgE抗体』が結びついて

花粉症を発症するというメカニズムになっています。

 

子供の花粉症の発症率と遺伝の関係は?

両親の花粉症と子供の花粉症の発症率の関係が

下表となっています。

両親ともに花粉症43.2%
両親ともに花粉症ではない11.6%
父親のみが花粉症23.4%
母親のみが花粉症32.8%

(2012年 ロート製薬調べ)

 

この表を見ると親が花粉症だと子供が花粉症になる確率が

上がっていますね。

 

実際、「親も子供も花粉症」というご家庭も多いのではないでしょうか?

よく花粉症は水が溜まったコップに例えられます。

アレルゲンが水のように体に溜まっていき、

一定の量を超えると花粉症を発症する、という例えですが、

現在では0歳〜の小さな子供も発症することから、

花粉症のようなアレルギー体質は、

遺伝の影響も受けやすいと考えられています。

両親、または父親・母親のいずれかが花粉症の場合、

子供が花粉症になりやすい傾向があると考えて、

気をつけてあげた方がいいですね。

 

もちろん、花粉症を発症するには、花粉の飛散量や生活習慣の違いなども

関わってきますので、親が花粉症の人は必ず花粉症になる、ということでは

ありません。

 

子供を花粉症から守る7つの予防法!

親としては、まず子供が花粉症にならないように予防してあげたいですね。

花粉症にならないようにするには、花粉に接しないことが一番です。

以下の7つを心がけて、少しでも花粉を避けましょう。

 

  1. 屋外では、マスク、帽子、めがね(ゴーグル)などを着用する。
  2. 花粉がつきにくい衣類を着用する。
  3. 屋内に花粉が入らないように、衣服についた花粉は外で払う。
  4. 花粉が屋内に入ってこないように、窓や戸をしっかり閉める。
  5. 洗濯物は外に干さないようにする。干した場合は花粉をしっかり払ってから取り込む。
  6. 帰宅後は、洗顔、手洗い、うがいをしっかりと行い、鼻をかむ。
  7. 花粉の飛散情報をしっかりチェックし、飛散が多い日はできるだけ外出を控える。

 

 

子供が花粉症かな?と思ったら何科を受診すればいい?

子供の場合、花粉症になっても大人のように鼻水や目のかゆみという症状ではなく、

ただぼーーっとしている、ということもあるそうです。

また、子供の場合、鼻水というより鼻づまりになるケースも多く、

気づいたら口呼吸をしている、ということもあるかもしれません。

特に乳幼児の場合、分かりにくいかもしれませんが、

いつもと違う感じが見られたら、早めにかかりつけ医を受診しましょう。

 

明らかに(花粉症かな?)という症状の場合は、

耳鼻咽喉科を受診したほうがいいです。

特に花粉症の時期は、血液検査でアレルギーの有無を調べてもらえ、

症状にあった薬を処方してもらえるからです。

 

小児科でもいいのですが、逆に他の病気(風邪やインフルエンザなど)を

もらう可能性もありますので、

私の周りでも花粉症や耳鼻系の病気の場合は、

耳鼻咽喉科に行くというママが多いです。

 

子供の花粉症の治療方法は?

子供の花粉症も大人の花粉症と同じ治療方法は同じです。

薬は、症状に応じて処方されますが、

抗ヒスタミン薬という飲み薬や、ステロイド点鼻薬などで

治療することになります。

 

飲み薬は、粉やシロップがありますが、

子供に飲ませやすいものや、子供が好むものをリクエストしてみるのも

いいかもしれません。

 

私は風邪の場合でしたが、子供が苦い粉薬は飲めないので、

甘い粉薬に変更してもらったりしましたので、

多少の融通は利くと思いますよ。

 

鼻づまりに効果がある「えぞ式すーすー茶」という

お茶も安全で副作用もないので子供にもお勧めです。

 

子供の花粉症対策グッズ!

子供の花粉症対策グッズですが、

やはり基本のメガネとマスクは重要です。

↑のようなメガネ(ゴーグル)だと、

いかにもゴーグル、という感じではなく、学校とかでもかけやすいですね。

 

マスクは、私もよく使用するのですが、いつも使い捨てのマスクです。

私と子供が愛用しているのは、レディース&ジュニアサイズです。

普通の大人用マスクより、子供にもフィットしやすいです。

使い捨てなので、花粉やウイルスがついていたとしてもすぐに捨てられるので便利です。

他にも花粉防止スプレーや、

花粉がつかないような衣類、帽子などが

子供の花粉対策グッズとなります。

 

どうしても入ってきてしまうであろう花粉に対しては、

空気清浄機や掃除機などをこまめにかけるといいですね。

 

花粉症は見ているだけでも辛いですが、

なってしまっている本人は本当に辛いと思います。

うちでは旦那が花粉症です。

遺伝の話もあるので、娘もできるだけ花粉から遠ざけてあげたいと思います。

花粉症になってしまっているお子さんも

症状をひどくしないためにも花粉をできるだけ避けるように

できるといいですね。

 

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