ものもらい

子供が【霰粒腫】の手術!私が後悔したこととは?

子供が霰粒腫の手術!
私が後悔していること

 

先日、子供が霰粒腫の手術を受けました。

 

いつもより大きくなってしまった霰粒腫は、

一ヶ月経っても治りません。

 

結局、子供は霰粒腫を切開し、

中身を出す手術を受けることになったのですが、

手術を受けるまでの経緯や、

手術の様子、私が後悔していることなどをまとめました。

 

Sponsored Link

霰粒腫とは?

霰粒腫は、マイボーム腺が詰まって瞼に

油状のものが溜まってしまい、ドーム状の腫瘤となったものです。

 

マイボーム腺の機能

  1. 油分を排出。
  2. 涙に油分を加える。
  3. 目に油膜を貼る。
  4. 目の水分の乾燥を防ぐ。

 

マイボーム腺は、上記のように目にとって

重要な役割を持っています。

 

マイボーム腺は肉眼では見えにくいのですが、

まつげの内側に並んでいる小さな点のようなものです。

 

マイボーム線がうまく機能しないとドライアイなどの原因になったり、

マイボーム腺の油分が詰まると粒状の塊ができるなどし、

黒目に傷がついたり、ものもらいの原因となります。

 

Sponsored Link

子供が霰粒腫の手術するまで

ランは2歳頃から霰粒腫をたびたび患っています。

黒目にも細かい傷がついていて、

光を乱反射するため、少しの光でも眩しがります。

子供が2歳から眼科に通院!結膜炎の症状は?目薬は?

 

ランは、霰粒腫ができるたび、病院で目薬を出してもらい、

なんとか症状が治まっている感じでした。

 

が、今回、霰粒腫がとても大きくなってしまい、

目薬をしても一向に回復しないという状況になりました。

しかも日が経つにつれ、悪化している感じです。

霰粒腫

↑の写真は、9月15日のもので手術の6日ほど前の写真です。

手術直前はこれより少し大きくなり、もっと赤みが増していました。

 

9月14日から、軟膏が『タリビット』から『ネオメドロールEE軟膏』

変わりました。

『タリビット』は目の中に入れる軟膏でしたが、

『ネオメドロールEE軟膏』は霰粒腫の皮膚の上から直接塗ります。

上記の軟膏プラス『ベストロン0.5%』と『フルメトロン0.1%』を使用。

 

が、状況は良くならず、

手術する直前は、もう膨らみが破裂しそうなくらい

パンパンになっていました。

瞼の下の膨らみは赤紫色に充血し、

しかも膿の芯のようなものもうっすら見えていました。

血管の筋も見え、皮膚もかなり伸ばされている感じがしました。

 

軟膏を私が指で直接塗っていたのですが、膨れた部分は

プニプニと柔らかく、弾力のある手触りです。

強く押すとはじけてしまいそうな感じです。

いっそのこと、中身が出てくれれば小さくなるのに、

と少し押してみましたが、痛いらしく、

しかも少し押したくらいでは中身は出ません。(;^_^A

 

9月21日の手術当日の医師の話によると、

このままにしていると治るのに数ヶ月以上はかかる

ということでした。

しかも、いずれ自然に皮膚が破けて血と膿が出てくるけど、

綺麗でない傷跡が残るかもしれないと。

その後に手術となった場合、すでに傷が出来ているので、

切っても綺麗にならないかもしれないということでした。

 

医師の説明を聞き、それなら破裂して汚い傷ができるより、

今のうちに綺麗に切ってもらったほうがいいかもしれない

どうせ手術するならいつ破裂するかわからない状態なのだから、

早めがいい、ということで、

手術を怖がるランをなんとか説得し、

当日、手術をするということになりました。

 

子供の霰粒腫の手術の様子!

手術となり、ランは別室に連れて行かれました。

別室と言っても、いつも診てもらっている診察室を出た

奥のほうにカーテンで仕切られている部屋でした。

 

もっとちゃんとした?手術室に移動かと思ったのですが、

簡易的な部屋という感じです。

 

普通の平らな診察台にランが寝かされている様子が見えました。

その後、カーテンが閉じられましたが、声は丸聞こえです。

私はカーテンの外に置かれた椅子で待機です。

 

最初、点眼をしていました。

それがしみるようで、

「目が痛い、痛い」

と悲痛な声が。。

 

その後、麻酔の注射

これがまた痛いみたいで。。

「痛い、痛い~!!」

と。

でも麻酔の針は、患部の周りに数カ所しなくてはいけないらしく、

何度も刺されます。

麻酔の針が何本か刺されているうちに麻酔が効いてきて

痛いと言わなくなるだろうな、

と思っていましたが、麻酔が全部打ち終わるくらいまで言ってました。。

 

その後、麻酔が効いているかの確認

多分目の周りのどこかを引っ張られているのだと思いますが、

「痛い、、ような?」

と本人もちょっとよくわかっていない雰囲気。

 

そのうち麻酔が効いたことを確認し終えたのだと思いますが、

患部を切って中身を出す作業となりました。

このあたりではもうすっかり麻酔が効いて静かにしているだろう、

という予測でしたが、それは見事に裏切られました。

 

最初の方は静かだったのですが、何分か経つと

「痛い痛い!!!」

という声が聞こえ始め、

数分おきくらいに叫び声と泣き声が聞こえてくるのです。

 

とてもとても聞いていられないほどの絶叫も。。

麻酔が効いてるはずなのになんで??と

不安になりました。

 

私は出産時、帝王切開でしたが、麻酔のおかげで

まったく痛みがなく手術を終えた経験があるので、

目の手術も麻酔をするなら大丈夫、と思っていたので、

なんで?と本当に大丈夫かと心配になりました。

 

不安に思いながらずっと近くの椅子に座っていたのですが、

本当に麻酔効いてる??と思うくらい痛がっていました。

ランの悲鳴を聞くたび、胸が締め付けられ息が止まる思いです。

 

その悲鳴と泣き声を聞くたび、私はなんて可哀想な事をさせてしまったんだ、

と後悔しました。

放置していても数ヶ月かかるかもしれないけど治ったかもしれない、

という思いと、でも少しでも早く綺麗に治してあげたい、という思いで

既に手術をしている状況ですが葛藤していました。

 

手術の最後のほうには、さすがのランも

「もうヤダ~もうヤダ~」

と泣きながら訴えてました。。

 

先生たちも

「もう少しだよ。あと○○したら終わりだよ」

とちょくちょく優しく声を掛けてくれていましたが、

「あと何回?」

と訳もわからず、回数を確認しているのがまた本当に可哀想で。

 

あまりの痛がりように、

ランが無事に手術室から出てくる姿が想像できませんでした。

 

手術時間は先生が最初に言っていたとおり

きっちり1時間でしたが、すっごく長く感じました。

ランはもっともっと長く感じたかもしれません。

 

子供の霰粒腫の手術終了後

手術終了後、最初に先生が出てきて、

綺麗に中身を取り除けたことと

2針縫ったことを説明してくれました。

 

その時、麻酔のことについて確認しました。

「麻酔してたんですよね?すごく痛がってましたけど。。」

と言うと、

「炎症しているので、麻酔をしていても痛かったのかもしれないし、

麻酔が効きにくかったのかもしれません。

麻酔を追加しながらしたのですが。

子供なので、痛みを感じていなくても痛い、と言っていた時もあるかもしれません」

とのこと。

 

手術室から出てきたランは片目にガーゼを貼られ、

全身に汗をかいていて、ぐったりと疲れ切った様子でした。

霰粒腫

本当に頑張ったね、辛かったね、と慰めることしかできませんでした。

 

麻酔がどのくらい効いていたのかはわかりませんが、

もちろん手術をしてくださった先生方には感謝しています。

 

子供の霰粒腫の手術で私が後悔したこと

霰粒腫の手術は、大人でも痛いという手術なのだそうです。

特に麻酔の注射が痛いそうです。

目の付近の手術というだけで、私も怖いと思います。

それをランはよく耐えたな、と思います。

 

手術は同い年くらいの子もしているらしいですが、

黙って耐える子と、泣き叫ぶ子がいるそうです。

もっと小さな赤ちゃんとか幼児は動いてしまうので、

どうしても手術をしなければいけないときは、

全身麻酔をするそうです。

 

全身麻酔となると、小児科の先生など

いろいろな分野の先生に診てもらった上での手術となり、

入院が必要だそうです。

 

ランは目の周りだけの部分麻酔なので、

絶対動かないように何度も何度も言い聞かせておきました。

動いて黒目に傷でもできたら大変なことになってしまいますからね。

 

手術中、ランは泣き叫んでいましたが、

頭も体も絶対動かさなかったそうです。

看護師さんたちが一応頭と体を抑えてくれていたのですが、

後から看護師さんに「偉かったね」と褒められていました。

その点は言い聞かせておいて本当によかったです。

というか、あんなに泣き叫んでいたのに、

体は動かさなかったというのは

親としても感心しました。

 

手術前、担当の先生には、

傷跡ができるだけ残らないように綺麗に縫ってもらうように

お願いしました。

 

ただ、私が手術中と手術後に一つ後悔したのは、

麻酔のことです。

まだランは子供だし初めての麻酔なので

わかりにくいとは思うのですが、

麻酔が効いているかどうか先生に確認されたとき、

痛いなら痛いとはっきり言うように

もっとちゃんと言っておけばよかったかな、と。。

 

言ったとしても子供なのでわかりにくいかもしれませんが。。

せめて一言言っていれば少しは違ったのかな、、

あんなに痛い思いをしなくても良かったのでは、、

と思ってしまいました。

 

手術後の注意点や経過についてはまた後日書きたいと思います。

 

Sponsored Link