子供のしつけ

子供の”しつけ”は難しい!置き去り・叩くはアリなの?

北海道で行方不明となっていた男児が

6月3日に見つかりました。

いつもハラハラしながらニュースを見ていて、

一週間近く経ち、もうダメなのかな。。と思い始めていただけに、

本当に良かった~、と心から嬉しく涙が出ました。

 

今回、男児は両親によって”しつけ”と称し、

山中に置き去りにされました。

置き去りにされた男児の気持ちを思うだけで

いたたまれない気持ちになります。

 

”しつけ”の定義とは?

と改めて考えさせられる事件です。

置き去り・叩く・怒鳴る・閉じ込める

などなど。。

つい親がやってしまう”しつけ”と称する行為は、

本当に”しつけ”なのでしょうか?

 

私も改めて考え直さなくてはいけない、と

心から思います。

 

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”しつけ”とは?

”しつけ”の定義ですが、

人間社会・集団の規範、規律や礼儀作法など慣習に合った立ち振る舞い(規範の内面化)が

できるように、訓練すること。

概念的には伝統的な子供への誉め方や罰し方も含む。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%97%E3%81%A4%E3%81%91

ということだそうです。

”しつけ”は、”教育”とも言うようです。

 

言葉がまだ通じない幼児の”しつけ”には、

『誉める=やってもいいこと』 『罰する=やってはいけないこと』

というふうに、認識させることがあります。

 

ただ、この罰する、が行き過ぎてしまう親や教師などがおり、

児童虐待との線引きが非常に難しいのも事実です。

 

虐待とは?

虐待とは、自分の保護下にいる人や動物を

長期間にわたり暴力・無視・いやがらせなどをすることです。

 

私的には、根底に愛情がない行為は虐待に値すると思います。

特に弱い立場の子供は、愛情がないと生きていけないですもんね。

 

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”しつけ”で置き去りはアリなの?

今回、北海道で起きた”事件”にまで発展してしまった

置き去りですが、私個人的には、クマがいるかもしれないような奥深い山中に

置き去り、というのはナシだと思っています。

 

たとえ5分といえど、子供にとってはたった一人で山の中に取り残されて、

どれくらい怖い思いを味わったでしょう。

 

子供は予測できない行動をします。

もしかすると親は元の場所に戻れば子供はそのままいるだろう、

という予測があったかもしれませんが、

子供にしてみればなんとかしなきゃ、という気持ちから

歩いて自分が助かりそうな場所を探したのかもしれません。

 

よく自力で自衛隊の小屋までたどり着いた、と

逆に子供の逞しさと行動力に感心するばかりです。

 

運が悪ければクマに遭遇したかもしれませんし、

悪い人に連れ去られたかもしれません。

また、発見が少しでも遅れれば、餓死や衰弱死ということも

ありえました。

 

今回はたまたま無事発見され、よかったですが、

数十秒目を離しただけで子供が行方不明になり

帰ってこないという事件もありました。

 

私も子供が言うことを聞かないとき、つい

「置いていくよ」

と言ったりしますが、本当においていくつもりはありません。

 

もし万が一、少しの間、置き去り?にする場合でも、

親はこっそりと子供を見守って目を離さないように

してあげて欲しいです。

 

”しつけ”で叩くはアリなの?

”しつけ”の定義がわかっても、

実際に”しつけ”をするのはとても大変なことです。

 

子供が外で恥をかかないように、

人の迷惑になるようなことをしないように、

などなど、それぞれ子供のためを思って”しつけ”をしているはずです。

 

が、親も人間。

イライラしたり、子供が言うことを聞かなかったりすると

つい怒鳴ったり、叩いてしまうことがあると思います。

子供を一度も叩いたことがない、という親のほうが珍しいかもしれません。

(うちの旦那は叩かない派ですが)

 

特に母親はまだ言葉もわからない乳幼児の頃から

四六時中一緒で、泣いたりわめいたりされ続けると

イライラしたりストレスが溜まったりします。

 

私も例外ではありません。

叩いてしまった後、可愛い寝顔などを見ると

本当に後悔し、もう二度と叩かない!と思い、

また叩き、また後悔、と繰り返していました。

叩く頻度は1年に1、2度か、くらいですが。

 

今は子供も大きくなり、ある程度聞き分けもできますし、

ほとんど叩かないようになっていますが、

それでも叩いてしまった、という事実は消えず、

どこか後ろ暗い過去として残り続けています。

 

よく教育書やサイトで絶対叩いてはダメ!と

書かれていますが、現実問題、なかなか難しく思います。

そんなの綺麗ごとだよ、と。

 

私の個人的考えでは、子供が怪我をするくらい叩く、や

長時間叩くひどい暴言を吐きながら叩く、などは無しですが、

1、2度叩く程度はアリと思っています。

 

というのも、痛みを知らない人間になるのもそれはそれで

怖いからです。

叩かれると痛い、とても嫌な気分になる、ということを

経験し、人にしないようにして欲しいと思っています。

 

あまりしょっちゅう叩いていると、逆に人に暴力を振るう子になりそうなので、

叩くといってもよほどの時、ですね。

 

私は叩いた後、必ずなぜ叩かれたのか、

叩いたママも本当に辛い、ということを伝え、

何度も抱きしめ、愛情を伝えています。

 

”しつけ”にこれが正解、というのは正直ないと思っていますが、

ランは、怒られることは必要なこと、と理解し、

「怒られるのは自分のためになるんだもんね」

「怒られないと成長しないもんね」

と言っています。

 

ある意味、洗脳?のような感じですが、

本人の気持ちの持ちようだと思うんですよね。

叩かれて恨むか、叩かれて反省し成長するか。

前向きに気持ちを向けてあげることが大事なのでは、と思います。

 

ランがすごいな〜、と思うのは、

私がたまに怒ってしまって「ごめんね」と謝ると

「謝らなくていいんだよ。怒られたほうがランのためだもんね」

と悟ったように言ってくれることです。

なんだか親である私が何かを学ばされている気がします。

 

 

 

もちろん、できるだけ叩かないようにするのが

ベストなのだろうとは思います。

 

以下は、私が叩かないようにしている方法です。

  • 叩いてしまいそうになると、冗談めかして「ビシッバシッ」と言いながら、子供の両頬を叩くフリをして怒りを沈める。
  • 手は愛情を持って子供を撫でるもの、と自分に常に言い聞かせる。
  • 怒りが頂点のときは、子供から離れる。(子供を別の部屋に行かせる)

 

子供の”しつけ”は、甘やかすだけでは本人のためにならないと思います。

子供が何をしても怒らない人もいるようですが、

それはある意味、しつけのネグレクトではないでしょうか?

子供を愛しているなら、人として恥ずかしくないよう、

人に迷惑をかけない行動ができるように育てるべきです。

 

真っ白な状態で生まれてくる子供には、

正しいこと・間違ったこと・危ないことなどなど

やはり誰か(親など)がきっちり教えてあげないと善悪の判断は

つかないのではないでしょうか。

 

ちなみに、アメリカでは、叩いて躾けることでいい子に育つ確率が高い

という調査結果があります。

2,600人に「叩かれた経験があるか」という質問と

性格、進学状況などについて 聞き取り調査が行われました。

 

1/4の人は、全く叩かれたことがないそうです。

この叩かれたことがない人たちは、

叩かれたことがある人たちより反社会的行動・暴力・うつなど

精神的な問題を抱えやすい傾向が見られたそうです。

 

「2〜6歳までに叩かれた」という人たちが、

最もいい結果となり、

「7歳〜11歳までに叩かれた」という人たちは、

その次にいい結果でしたが、ケンカをしやすいという傾向があったそうです。

 

12歳を過ぎても叩かれていた人は、

良くない影響が出ることがわかったそうです。

大きくなっても叩かれるというのは、非常に問題がありそうです。

 

叩くことを肯定する気はありませんが、

「三つ子の魂百まで」

ということわざもあるように、

小さな時の教育は後々まで影響を与えそうです。

 

子供によって性格も個人差がありますので、

一概にあれはダメ、これはいい、と言うことはできないと思いますが、

大切なのは、常に子供に愛を持って”しつけ”をすることなのではないでしょうか。

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