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体温計って子供がいると特によく使うようになりますね。
子供はどうしても体調を崩しやすいですし、学校からも体温を測って記入してから提出してください、という紙をもらったりしますし。(インフルエンザが流行っている時や、プールの時など)
でも実は体温計で正しい測り方ができている人は少ないそうです。
体温計の正しい測り方や、体温計がない時の体温の測り方、オススメの体温計などをまとめました。
体温計の正しい測り方は意外な方法!
体温計ってなんとなく脇に挟んで測っていませんか?
私もただ脇に挟めば良いくらいの認識しかありませんでした。
が、実は体温計って正しい測り方があるのです。
体温計の正しい測り方は、角度が大切だったんです。
体温計で正しく体温を測る方法
1.脇の中央の皮膚が薄い部分に体温計の先端を、斜め下から押し当てる。
2.腕を体に密着させる。
※この時、測る方の手のひらを上に向けると脇がしっかりと閉まります。
この斜め下から体温計を入れるという正しい検温方法をしていたのは、体温計のテルモの調査によると3割ほどだそうです。
私もこの下から体温計を入れるのが正しい、というのを知った時は驚きました。角度なんて考えたことありませんでしたし。
実際、ほとんどの人が”斜め上”か”真横”から体温計を入れていたようです。私もいつも斜め上から測っていました。
服の関係上、どうしても上からさっと入れるのが便利で何も考えずに斜め上からになっていたのですが、これからは体温計で体温を測る時は斜め下!ですね。
体温計はどこで測るのが一番正確なの?
脇での体温計の測り方はわかりましたが、実際どこで測るのが一番正確な体温がわかるのでしょうか?
脇か口なのか。最近は”おでこ”や耳で測る体温計もありますよね。
正確な体温とは、環境などに左右されない体の内部の”核心温度”になるのですが、それを家庭で測るのはまず不可能です。
口でも耳でも肛門でもどこから測っても、”正確な体温”というものを知ることはできません。また、体温計の数字というのは、あくまでも目安に過ぎず、人によって平熱も違います。
家庭の体温計は、平常時との体温の変化を知ることで、体調管理ができる、というもののようです。
ただ測る部位によって体温は若干ですが変わってくるので、体温の変化を知るという意味では、常に同じ部位を図ったほうがより正確に体調の変化を知ることができます。
脇で測る、口で測る、など測りやすい部位を決めて常に同じ場所で測るようにしましょう。
体温計はコンビニでも買える?
急な発熱時、体温計が壊れていたり見当たらなかったら困りますよね。
日中ならまだ薬局などに買いに行くことができますが、夜、どうしても体温を測らなきゃ、という時はどうすればいいのでしょうか。
私もランが夜に熱を出した時、体温計の電池がなくなっててすごく困ったことがあります。
おでこがすごく熱かったので、熱があるのはわかったのですが、救急病院に行くくらいの高熱なのか、という微妙な判断がつかないんです。その時はとりあえず、熱が下がるように家で冷やしたり安静にして翌日に病院に行きましたが。
子供の”おでこ”に手を当てたり手を握ったりすると、なんとなく熱があるかどうかくらいはわかりますが、どのくらいの発熱なのかが知りたいですよね。
意外ですが、体温計はコンビニで購入することができます。セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、サークルKサンクス、ミニストップなどで売られています。
が、コンビニは地域性やスペースの問題などで、店舗によって品揃えが異なっていて、体温計が置かれていないところもありますので、いつでも手に入るというわけではありません。
もしコンビニにある場合は、マスクや文房具などの日用品が置いてあるコーナーにあるはずですので、どうしても体温計が必要!という場合は、コンビニを覗いてみるといいかもしれません。
体温計がなくても体温を測りたい時の対処法は?
体温計が見つからない!コンビニも近くにない!でも体温を測りたい!という時でも、体温を測る方法があります。
それは脈拍です。
健康な時は体温や脈拍が一定に保たれていますが、体が不調な時は体温だけでなく脈拍の数値も変化します。
平常時の脈拍 | |
成人男性 | 65〜75回/1分 |
成人女性 | 70〜80回/1分 |
子供 | 80〜90回/1分 |
(※健康な人の一般的な目安です)
発熱時は、1℃体温が上昇するごとに、毎分8〜10回ほど脈が速くなります。
ですので、平常時の脈拍より10回ほど脈拍が多ければ、体温は1℃上昇していると考えられます。
体温(推定) | 成人男性 | 成人女性 | 子供 |
36.5℃前後 | 65〜75回/1分 | 70〜80回/1分 | 80〜90回/1分 |
37.5℃前後 | 76〜85回/1分 | 81〜90回/1分 | 91〜100回/1分 |
38.5℃前後 | 86〜95回/1分 | 91〜100回/1分 | 101〜110回/1分 |
39.5℃前後 | 96〜105回/1分 | 101〜110回/1分 | 111〜120回/1分 |
あくまで目安ですが、なんとなくでも体温がわかれば安心ですね。
脈拍を図るには?
15秒測って、その数値に×4をすると1分間の脈拍が出ます。
今は脈拍を図ることができる便利なアプリも出ています。
【iPhone】は『Cardiio』
【Android】は『カーディオグラフ』
どちらのアプリも簡単に脈拍を図ることができるので便利です。
私はiPhoneの『Cardiio』を少し使用していた時がありましたが、運動をした後はちゃんと脈拍の数値が上がって表示されて、結構ちゃんと測れるんだ、と思いましたよ。
オススメの体温計!
私が子供の頃は水銀の体温計を使っていて、10分くらいも脇に挟んだままにしなくてはいけないのが大変でした。割れたら大変なことになりますし。
今は、電池式でピピっと短時間で体温を測ることができる体温計がいろいろ出ていて本当に便利ですよね〜
でもいろいろ出ているからこそ、どれを買えばいいのか、という悩みも出てきてしまいます。
そこで脇とおでこの部位で測る体温計のオススメを紹介したいと思います。選ぶ目安にしていただけると嬉しいです。
脇の体温計のオススメ
この体温計は、20秒で測れるという優れもの。
検温の精度も優れており、救急のプロも使っている体温計です。
おでこの体温計のオススメ
すぐに動いちゃう赤ちゃんにオススメなおでこでピッと体温が計れる体温計です。
1秒おでこにタッチするだけでいいので、幼稚園や保育園に行く前など、朝のバタバタした時間に測らなきゃ、という時にも助かりますね。
こちらもおでこで簡単には熱を測ることができるので便利です。また、熱があると液晶が赤く光るので、部屋が暗くてもわかりやすいですね。
体温計で体温を測る時って角度が違ったり、脇に挟むのが甘かったりすると測りなおし、ということがありますが、正しい角度で測ることを頭に入れておけば、測りなおしということも防げるかもしれませんね。
人によって平熱も異なりますので、まずは一人一人平常時の体温を把握し、体温の変化がわかるようにしておいたほうがいいですね。
もちろん体温計は用意しておきましょう。毎回脈拍で体温を推測するのは大変ですからね。(^^;)