不整脈という言葉を耳にしたことが
ある方は多いと思います。
あまり大したことはない、という印象がある不整脈ですが、
実は不整脈は死に至る可能性のある『致死性不整脈』というものがあります。
致死性不整脈とは一体どういう病気でしょうか?
その原因や症状などをまとめました。
致死性不整脈とは?
不整脈とは、脈拍に異常があると思いがちですが、
実は心臓のリズムの異常のことです。
不整脈は、健康な成人にも珍しくない症状です。
健康診断などで初めて不整脈を指摘される方もいると思いますが、
激しい動悸や脈の不整を感じた時は、病院を診察するようにしましょう。
不整脈は放置しておいていいものから、死に至るものまであります。
不整脈の診療目的は、突然死の回避です。
不整脈のなかで放置しておくと死に至る危険な病気を
致死性不整脈です。
致死性不整脈は、不整脈の中で重症度が極めて高く、
短時間で死亡に至る怖い病気です。
下記の病気が判明したら、一分一秒を争って治療しなければいけない病気です。
頻脈性不整脈 | 心室細動、持続性心室頻拍、トルサード・ド・ポワンツ |
徐脈性不整脈 | 房室ブロック、洞不全症候群 |
※1
致死性不整脈の原因は?
致死性不整脈の原因は、疲労やストレス、過労などが考えられます。
致死性不整脈の症状は?
通常、心臓の脈がリズミカルに打っていますが、
急に脈が速くなり、心臓が機能せず脳などに血管が循環しなくなります。
突然意識を失い、倒れるということもあります。
高齢者に多い病気ですが、若い人でも起こります。
症状が出たら、心臓停止まで約10分という短い時間のこともあります。
この間に手当てが必要です。
致死性不整脈は、突然発症し、治療をする時間がほとんどないというのが
大変怖い病気ですね。
不整脈は思っているより大変危険で突然死を招きかねない病気です。
検診で早期発見し、治療が必要となるものは
治療を受けるようにしましょう。
※1 参考文献 : 公益財団法人日本心臓財団「不整脈とは」
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