【カンブリア宮殿】で予防歯科に尽力している
山形県酒田市にある日吉歯科について放送されていました。
日吉歯科では、虫歯をつくらないという予防歯科を
徹底して行っています。
あまり馴染みのない虫歯の予防歯科について
まとめました。
予防歯科とは?
この予防歯科の【カンブリア宮殿】の番組は、
ビデオに撮っていて最近見たのですが、
見てみて目からウロコというか衝撃を受けました。Σ(゚Д゚;)
歯医者というのは虫歯ができたり、歯に痛みが出てから行くもの
という認識でしたが、日吉歯科では虫歯にならないための
予防歯科を行っていて、虫歯になる人が少ないというのです。
考え方が真逆すぎてびっくりです。
虫歯もないのに虫歯の予防のために歯医者に行くなんて、
と思いますが、確かに虫歯になってから歯医者で治療をしてもらうより、
虫歯にならないようにしていくのが理想的ではありますよね。
予防歯科とは、まさに虫歯にならないように、
虫歯になる前の予防を大切にしていくということです。
日吉歯科での予防歯科とは?
日吉歯科は市民の約1割が通院しているそうです。
なんと日吉歯科では、初診では歯科医は応急処置以外の治療をしないそうです。
歯の予防ケアなどを行う国家資格である歯科衛生士が担当につき、
患者に虫歯の仕組みとケアを徹底的に教えるそうです。
日吉鹿の予防歯科の初診の手順
まず、虫歯の原因を患者に知ってもらうため、歯垢を取り、
拡大し、虫歯菌を患者自身に見せるそうです。
拡大した歯垢には、元気に動いている虫歯の菌(ミュータンス菌)が
見えます。ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
虫歯の菌なんて普通見ることはないと思いますが、
ここでは虫歯菌を目で見て、自分の口の中にも
虫歯菌がいるんだ、と実感することができるようです。
ミュータンス菌は口の中の食べカスを餌にして酸を出し、
その酸によって歯が溶けた状態を虫歯と言います。
つまり、ミュータンス菌を減らさなければ
いくら治療をしてもまた虫歯ができてしまうというわけです。( ゚Д゚)ヒョエー
その後、虫歯菌の量も測定していました。
虫歯菌の量、知りたいような知りたくないような。。(´ε`;)ウーン…
結局、虫歯の原因は細菌なので、削っても被せても殺せないそうです。
なので口の中の掃除がとても大切になります。
その後、ガムを15秒噛み、唾液検査を行います。
唾液には、ミュータンス菌が出す酸を中和する働きがあります。
なので唾液の質と量によって、虫歯になりやすいかどうかがわかるそうです。
唾液の量の測定は、ガムを噛んで5分間に出る唾液の量を測るそうです。
もちろん多いほうが良く、3.5ml以下は要注意だそうです。
その後、唾液の質を調べます。
リトマス試験紙のようなもののオレンジ色の部分に唾液を垂らし、
青に変われば酸を抑えるパワーが十分あるということです。
唾液の質・量ともに問題がないのに細菌が多いということになれば、
日頃のケアが足りないということだそうです。
その後、日々のケアを歯科衛生士が指導します。
基本は歯磨きです。
毎食後、なるべく早く歯を磨くことが大事で、
歯ブラシは、歯と歯ぐきの境目に斜め45度であて
小刻みに動かすのが良いそうです。
続いて歯科衛生士による専門的なケアです。
歯磨きだけで取れる汚れは6割にすぎないそうで、
器具を使って歯の裏側や境目も念入りに
細菌の塊である歯垢を落とします。
初診の患者には本格的な治療に入る前に
なんと5回もケア指導と歯の掃除のために
通院してもらうようにしているのだとか。
もちろん、痛みがあれば痛みは抑え、
ちゃんと食べられるようにはしてくれるそうです。
なかなか治療が始まりませんが、
逆に患者さんは「仕方がない」とも「楽しみ」とも思っているようです。
前とどんな風に変わっていくのかが楽しみなのだそうです。
この歯医者は、虫歯を治すだけではない虫歯をつくらない歯医者なのです。
先日、虫歯菌を除去することができる歯磨き粉の記事を
書いたのですが、ほんとにこれは必要だな〜、と思いました。
やっぱり歯に痛みが出てから歯医者に行く、では
ダメなんですよね。
虫歯にならないようにケアをしてもらう、
というふうに私たちの認識自体変えていく必要があるんだと思います。