【カンブリア宮殿】子供の予防歯科の重要性!費用は?

【カンブリア宮殿】日吉歯科での予防歯科!虫歯を作らない方法は?

の続きです。

 

予防歯科はやっぱり大事だし、もっともっとこの考え方や

方法が広がっていかないといけないんじゃないか、と

番組を見ていて強く思いました。

 

私もランの虫歯予防に力を入れていこう!と

思っています。

 

 

赤ちゃんから歯のメンテナンス!

予防歯科を行っている日吉歯科には、

二人の子供を三ヶ月毎にメンテナンスのため通わせている

という方もいました。

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虫歯はないのに!ですよ?

 

日吉歯科には、虫歯予防のため、

毎年100人の子供が0歳から通い始めているそうです。

歯が生え始めたら通うそうです。

 

子供は、上の真ん中の歯から虫歯になりやすいそうです。

生まれてまだ数本しかない歯でも、

ちゃんと歯科衛生士さんがフロスをしていて、

慣れているのか赤ちゃんも大人しくてとっても可愛かったです。

 

3歳のお兄ちゃんも歯のメンテナンスを受けるのが当然、

という感じで大人しく歯科衛生士の方のされるがままになっていました。

幼い頃から習慣づけると、歯のケアを全く嫌がらなくなるそうです。

 

日吉歯科の歯科衛生士は子供の歯の健康ノートをつけていて、

歯の磨き残しや、歯磨きのアドバイスなどを書き込んでいます。

 

日吉歯科に通う家庭では、家でも食後は歯磨きを怠らず、

小さな子供用のフッ素やフロスなど歯のケアに時間をかけていました。

 

「痛く治療をするのではなく、

綺麗にしてくれ、歯磨きやケアの仕方を教えてくれる

学校のような存在が日吉歯科」

なのだそうです。

 

日吉歯科の患者の8割近くは三世代で通うなど

家族単位で来院しているそうです。

 

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予防歯科で虫歯がないが当然の大人に!

日吉歯科の熊谷崇理事長本人も三ヶ月に一度のメンテナンスを欠かさず、

虫歯は一本もないそうです。

 

熊谷崇氏は、

「虫歯も歯周病もなく、生涯自分の歯で食べさせられる人が名医」

ということで、世界中にいない名医を目指しているとのことです。

 

確かに、虫歯を上手に治せる歯医者さんも必要ですが、

それ以前に虫歯をつくらせないようにできる歯医者さんがいたら

最高じゃないですか?

 

歯は痛みが出たり、穴が空いたり、

治療が必要になってから始めて歯医者に通う、

というケースがほとんどだと思いますが、

治療をしても再発を繰り返すんですよね、虫歯は。

 

熊谷崇氏によると

「詰めた歯は4,5年で再感染して取れたり痛くなったり、

次の治療を繰り返す。

ですから、歯に穴を開けることは本当に失敗なので、

口腔内を清潔にしない限りちゃんとした治療はできない。

これはもう国際的に常識なんです」

だそうです。

 

確かにそうですね。

まずは口腔内を虫歯をつくらない環境にしなければ。

 

日吉歯科では、まず患者さんに自身のミュータンス菌を

顕微鏡で見てもらうそうですが、

ミュータンス菌は、歯周病が特に進んでいる人は激しく出るそうで、

歯周病は本当に細菌感染だとよくわかるそうです。

菌を目で見ると、ちゃんとした治療やメンテナンスを受ける気になる

一番大きなきっかけだそうです。

自分自身が歯や口を綺麗にしようとか、その気になることが一番大事だそうです。

 

私も一時期歯周病で痛い思いをしました。。

かなりな細菌が口の中にいたのでしょうね〜

ぞっとしますが。。

 

もちろん日吉歯科では、詰め物が取れれば、ちゃんと食べられるようにしますし、

痛ければ痛みも止めてくれます。

でもそれで治療を終了させてはいけないそうです。

 

日吉歯科では、予防歯科を子供から徹底して行うことで、

虫歯がない大人を増やしたいということなのです。

 

一生自分の歯で食べるメリットは?

虫歯や歯周病で歯をなくすのは、体の健康そのものに大きく影響するそうで、

口腔のケアはすごく大事だそうです。

 

脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、肺炎は、口の細菌が誤嚥して

入ることでも発症するそうです。

口腔の健康は全身の健康に値するということですね。

 

以前、テレビでお年寄りの口腔ケアに力を入れている

老人ホームでは、お年寄りがどんどん元気になった、

というのを見たことがあります。

 

口腔ケアをすると、ご飯がちゃんと食べられるようになり、

すると元気になる、という好循環になっていたのです。

 

口腔ケアがとても重要だということがわかる例ですよね。

 

日吉歯科の予防歯科の歩み

熊谷氏は、30年近く初診の患者を集めて、

予防歯科の大切さを伝えるための勉強会を開いているそうです。

 

「削って詰めてお金を払うことが虫歯の治療だと思われていたかもしれないけど、

これは治療ではなく、単なる修理をしただけ。

原因を正しく知ることが大事」

ということです。

 

熊谷氏も、若い頃は横浜で最先端の歯科治療を行い、

患者が絶えることなく来ていたそうですが、

酒田市に引っ越し、あまりに虫歯が多いことに驚いたそうです。

が、こういう人たちを変えて地域の健康を守ることがうまくいけば

ここで診療することに意味がある、と思ったそうです。

 

通常、虫歯の治療は削ったり被せたりですが、

虫歯の仕組みを知ってもらわなければ再発するということで、

予防歯科を徹底することにしたそうです。

 

口の中を徹底的に綺麗にするまで治療に入らないことにしたそうですが、

やはり患者の反発や保険制度の壁が立ちはだかったそうです。

 

通常の治療は保険がきくので、負担は3割で済みますが、

予防診療は全額負担となります。

日吉歯科では、メンテナンスは1時間1万円(+税金)ですが、

詰め物をすると6000円くらいで済みます。

ですので、詰める方がメンテナンスより安くなり、

どうしても詰める方に行ってしまっていたそうです。

 

なかなか治療をしないため、患者は減っていき、

経営も赤字寸前だったそうです。

が、信念を曲げず、虫歯になる仕組みや、

虫歯にならないための予防の記事を書いた新聞を作り、

患者に渡し続けていたそうです。

「自分たちのしていることが本当に患者のためになる」

と信じ、予防歯科に力を入れ続け、

やがて、予防の大切さを理解する患者が徐々に増えていったそうです。

 

今では、多くの人が髪のケアのため美容院に行くのと同じ感覚で

歯のケアのために歯医者に行くようになっているそうです。

 

酒田市の小学校での予防歯科の取り組み

予防の大切さは今や酒田の街全体に広がっており、

小学校でも虫歯の予防教育に力を入れているそうです。

 

小学校の授業で、二日間お酢につけた卵が

殻がすっかり溶けて、薄皮だけになっていてぶにゅぶにゅしているのを見て、

歯が酸によって溶ける仕組みを子供達に理解させていました。

まさに卵の殻がお酢の酸で解ける=虫歯の仕組みなのです。

 

虫歯を防ぐには、唾液が大事になります。

唾液は酸を中和させたり、細菌を洗い流す力や、

殺菌作用があります。

唾液をたくさん出すには、よく噛んで食べることが大事です。

 

酒田市の12歳の虫歯本数は、

酒田市 0.57本

全国 0.9本

(酒田市 文部科学省調べ)

と、全国的に見ても虫歯の本数は少なくなっています。

予防歯科は地道な努力の積み重ねなのですね。

 

熊谷氏は、小学校の校医も6校くらいしていたそうですが、

20歳になるまでは虫歯をつくらせたくない、

と思っていたそうです。

 

「各年代の口の中を見ると詰め物の再治療を繰り返す。

50を過ぎると食べられない不自由さ、入れ歯を入れたり、

最終的に総義歯になったりしている」

 

そうならないための原点が12歳までの予防だそうです。

1年生から6年生まで各学級ごとに日吉歯科から衛生士が指導に行き、

先生にも授業をやってもらう。

そういうことを繰り返すと6年生になった時、

新しい虫歯は本当に稀だそうです。

それをずっと繰り返しやって地域全体に広がったそうです。

 

虫歯予防ができる歯磨き粉ブリアンというものもあります。

歯磨き粉【ブリアン】が子供に良い5つの理由!デメリットは?

 

予防歯科の費用は?

80歳までの歯の治療費の概算は、

下記のようになっています。

 

歯の治療費(80歳まで)

メンテナンスなし : 435万円 《患者負担 131万円(3割)》

メンテナンス継続 : 149万円《患者負担 全額》

(日吉歯科診療所調べ)

 

メンテナンスは保険がききませんが、

通常の虫歯治療は保険が効くため、

メンテナンスより安く済むことに問題があります。

 

治療費が思った以上に安いので、手軽に医療機関を利用します。

そこに保険が利かないメンテナンスの1時間1万円がすごく高く感じます。

が、年に2回2万円払っても「詰める」「かぶせる」ということにならなければ

保険負担はどれくらい安くなるでしょうか。

 

それだけでなく、80歳まで自分の歯で食べるためにメンテナンスは必須なのです。

治療費が安くても、自分の歯を抜いてインプラントや入れ歯になることを

考えると定期的なメンテナンスを続けたほうが絶対いいと思いますが。

 

一生自分の歯で食べる、ということに価値を置き、

ネイルや髪のセットにかけるお金を少し節約して

歯のメンテナンスに回したほうが

将来、自分のためになるのではないでしょうか。

 

今現在の歯医者のほとんどが病気(虫歯など)が出来てから

治すことに医師も歯科衛生士も染まっているようで、

意識改革が必要だそうです。

 

予防歯科を中心とした歯科医にすると、診療のスタイルがガラッと変わるそうです。

そんな予防歯科が少しずつ全国に広がりつつあります。

 

生涯自分の歯で食べられること、

できるだけ歯をなくさないことが重要です。

 

良い予防歯科医の見つけ方は?

いい予防歯科医の見つけ方ですが、

まず自分の口の中をきちんと企画性のある写真やレントゲン、

唾液、歯周病検査などちゃんと見せてくれるところです。

 

それによって、自分の歯の過去現在未来を知ることができます。

 

自分の歯を知ることが健康の源なのです。

 

私もランには虫歯がなく、

一生自分の歯で食べていける生活を送らせてあげたいと思い、

虫歯菌除去成分入りの歯磨き粉ブリアンを購入しました。

ブリアン歯磨き粉を購入してみた!使い心地は?

 

ブリアンの詳細は、

歯磨き粉【ブリアン】が子供に良い5つの理由!デメリットは?

をご覧ください。

 

虫歯を治療しながらとか、インプラントや入れ歯でとか、

ではなく、予防歯科によって当然のように

一生自分の健康な歯で食べていける、

健康が保てる、それが一番重要なのだと思います。

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